「大宮駅東口中山道駐輪場」は、特殊な敷地形状のため、遊休地となっており、路地裏は放置自転車で溢れていた。駐輪場整備後、出入口部分は、落ち着いたブラウン色のエクステリアを使用し、料金精算機、自転車ロック機、料金看板などもブラウン色に統一。放置自転車対策は、現地に駐輪禁止の掲示物と隣接駐輪場への案内図を掲示し、隣接した2 箇所の駐輪場へ誘導し駐輪できないようにシャットアウトした。

「六本木第3 自転車駐車場」は、近隣の放置自転車対策、夜間帯の防犯対策として駐輪場を整備。
景観に配慮したハイエンドラックを設置、防犯対策としてカメラを設置した。

「表参道駅前自転車駐車場」は、青山通りに面しているが入り口が狭く、長らく遊休地となっていた。駅周辺に駐輪場が未整備だった為、常時約400 台の放置自転車があったが、駐輪場整備後は、通路横に、ガーデニングスペースを設置し、メンテナンスは近隣のお花屋さんに委託することで地域一体となって駐輪場を管理している。
入場退場の通行部分は安全面を考慮し、滑り止めとカラーリングを行うことで区別した。また、駐車場の場所を周知させるため、路面シールを貼付。隣接店舗や表参道という地域性を考慮した形状とデザインにした。

「麻布十番自転車駐車場」は、駅周辺に駐輪場が少なく、歩道上に約700 台の放置自転車があった。駐輪場整備後は、駐輪場機器等、街路灯や周りの木々に調和する配色を行い、歩道部分は、規定幅員（3.5m）を確保。歩道と駐輪場の明確な区分けをし、ラバーコーンとU 字バリカーを設置し障害者にも配慮した駐輪場となっている。

「CYCA park Ebisu」は、高架下駐輪場特有の薄暗さがあり、自転車の出し入れが不便だった。リニューアル後は、外観を一掃し、駐輪ラックを新設することで快適な出し入れを確保。通路部分をカラーリング及びLED 照明に変更して女性も駐輪しやすい環境へ変身。安心安全を確保した。